潰瘍性大腸炎の時の食事って?
潰瘍性大腸炎の時の食事では、炭水化物をしっかりと摂取し、高カロリーで高タンパクの食事が良いと言われています。特に、魚や大豆製品に含まれるタンパク質は良質で、炎症を起こし傷ついた腸管を再生する働きもあるので、進んで摂取した方が良いでしょう。しかし、同じタンパク質でも、肉類や乳製品などの動物性タンパク質は、腸に負担を掛けてしまうので、控えなくてはいけません。他にも、潰瘍性大腸炎の時の食事では、摂取しない方が良い食べ物があります。摂取しない方が良い食べ物としては、まず繊維の多いゴボウやタケノコなどの食べ物が挙げられます。これらの繊維の多い食材は腸壁を傷つけてしまうので、避けた方が良いでしょう。また、消化されにくい海藻やきのこ類、腸内で発酵し、ガスが出やすいイモ類、結石をできやすくするシュウ酸が含まれるホウレン草やチョコレートも避けた方が良いですよ。潰瘍性大腸炎では、脂っこい食べ物も好ましくないので、ファーストフードはもちろん、ポテトチップスなどのスナック菓子も避け、料理に使用する油もリノール酸油ではなく、エゴマ油などのリノレン酸の物を使うと良いでしょう。さらに、辛い物やアルコール類は、腸管を刺激してしまい、病状を悪化させてしまう可能性がありますので、潰瘍性大腸炎の食事では摂取しないように気をつけると良いのではないでしょうか。病気の状態の悪い時にはもちろんのこと、病気の落ち着いている時であっても、腸管の状態を改善、保持するために食事には気をつけてください。